もくじ
比嘉奈津美元衆議院議員が代表を務めていた「自由民主党沖縄県第3選挙区支部」がアメリカ軍基地工事を受注した業者から受けた政治献金が270万円になることが当サイトの調べで分かった。政治献金の受領日も選挙の公示日前後に集中していた。比嘉奈津美元衆議院議員は、7月に行われる参議院議員選挙に比例区から立候補する予定。
下記の表は、
自民党沖縄県第3選挙区支部が2012年以降にアメリカ軍基地の工事を受注した業者・その額・日時の一覧。
一覧にも記載した通り、これらの政治献金は比嘉氏が立候補した選挙の公示前後に集中している。それだけでなく、2012年以降調べた限りではここに記載している以外、政治献金はなかった。(比嘉奈津美連合後援会ではパーティ券の購入はあるが・・・)
つまり、選挙のなかった2013年、2015年、2016年は政治献金はないのだ。
このことからアメリカ軍基地工事受注業者が選挙のために寄付をしていると疑われても仕方ないのではないだろうか。
比嘉氏はアメリカ軍基地工事受注企業以外からも政治献金をもらっているが、そのほとんどが選挙公示日の前後となっている。
公職選挙法199条では下記のように書かれており、こうした政治献金は法律に抵触しているのではないかと指摘されている。
公職選挙法第199条(特定の寄附の禁止) 衆議院議員及び参議院議員の選挙に関しては国と、 |
≪関連記事 儀間光男(参議院・比例)から辺野古工事受注業者から政治献金≫
比嘉氏に政治献金をしている企業の中には、琉球セメントや東開発のように辺野古の新基地建設に関わっていることが知れ渡っている企業も入っており、政治家の側が「新基地建設に関わっていることを知らずに政治献金をもらった」という言い訳はできないだろう。
比嘉氏は2012年の選挙で初当選し2017年の選挙で落選するまで自民党所属の国会議員を務めた。2012年の選挙は辺野古の新基地建設に反対をしていたが、2013年11月突如、基地建設賛成に転じている。沖縄県選出の自民党議員が、石破幹事長(当時)と一緒に記者会見をした光景を覚えている人も多いだろう。
専門家の中には違法ではないと主張する専門家もいるかもしれない。しかし、違法でなかったとしてもこうした献金を受け取っていることが、政治献金が基地建設是非の判断に影響を与えたのではないかと疑う人もいるだろう。
比嘉氏が代表を務める自民党沖縄県第3選挙区支部は一覧に記載した企業以外からも政治献金を受けているが、アメリカ軍基地に関する工事を受注していることは当サイトでは確認できなかった。
東開発、屋部土建、琉球セメントは「辺野古の埋め立てに関わる業者一覧」を見てもらいたい。東住宅産業、東生コン工業は、東開発と住所が同じことから同一のグループ会社とみなした。
(有)ツナミ組は「シュワブ(H26 )陸上仮設ヤード整備工事」を受注している。
㈱仲本工業は、「那覇基地(17)隊舎新建設工事」などを受注していることが仲本工業のHPで確認された。
≪関連記事 儀間光男(参議院・比例)から辺野古工事受注業者から政治献金≫