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国会議員の給与に当たる歳費(月約103万円)や期末手当は国会を欠席しても減額される規定がない。参院事務局によると、文書通信交通滞在費を含めると、議員辞職した今月3日までの総額は受け取り予定分も合わせて計約4942万円。20年6月に逮捕されて以降では約2200万円に上る。当選無効とされても、国が歳費返還を請求できる法律上の規定はなく、返還義務は生じない。自主返納も議員在任中は寄付行為に当たるためできなかったが、辞職後は可能という。(記事より)
河井案里元参院議員(47)は、東京地裁の有罪判決の控訴期限直前に議員辞職した。(中略)「金員で人の心を買うことはできないというのは私の信念。有権者の皆さまを裏切ることはしていないが、これ以上争いを長引かせ混乱を生じせしめることは本意ではない」。河井元議員は3日午後、議員辞職を表明するコメントに、自身の心境をつづった。(記事より)
自民党の河井案里参院議員の選挙事務所が2019年7月の参院選でウグイス嬢らに法定の上限を超える報酬を支払ったと報じられた問題で、広島地検が複数の運動員らから任意で事情聴取を開始、選挙事務所を、家宅捜索した。(記事より)
自民党の河井案里氏が春の広島県議選の期間中に現金を持ってきたと、複数の自民党県議が証言した。河井氏のこの行為は、公選法が禁じる買収の申し込みや寄付行為に当たるとの指摘がある。(記事より)
「週刊文春」がウグイス嬢や河井氏の後援会関係者、広島県連関係者などを取材すると、案里氏の事務所はウグイス嬢13人に対し、法定額の倍の1日3万円を支払っていた疑いがあることがわかった。さらに、ウグイス嬢の領収書や支払いを記した“裏帳簿“を入手。こうした文書によれば、案里氏の事務所は、選挙期間中には、1日1万5000円を支払ったことにして領収書をウグイス嬢に書かせ、残りの額は、公示(7月4日)前の7月1日付で、選挙が始まる前の「人件費」で支払った形にしていた。なお、取材に応じたウグイス嬢9人は、選挙前には活動を行っていなかったと証言している。(記事より)
(2019年11月2日現在・参議院HPを基に加筆)