「1人あたり毎月60円を徴収し、全トの各労組に設けられた全ト参政会支部の口座に集める。それを年末に全ト参政会本部の口座に集約した上で、議員側へ献金するというスキームです」（組合員）

全ト参政会の政治資金収支報告書（2020年度）によれば、23万119人から会費名目で2億2713万円を集金。そこから古本氏の関連団体や政党支部に計1億1千万円、浜口氏に計8000万円を寄付していた。

だが、「週刊文春」が入手した内部資料〈【要対応】適正運営に向けた加入手続きについて〉（昨年5月20日付）には、〈複写厳禁〉の文言が添えられた上で、以下のように記されていた。

〈各支部の適正な運営調査について、事務局補佐を通じヒアリングを実施。結果、各支部の中で「全ト参政会加入申込書による本人意志確認を取っていない支部」や、「申込書の保管期限が定められていない」といった運用不備があることを確認。／上記実態を踏まえ、対象支部に対して適正運用に向けた取り組みを実施して頂く〉（記事より）

・国民民主党が群馬県連を設立　参院選の候補擁立は「白紙」（朝日新聞・2022）

副代表は川合孝典参院議員（比例）、幹事長は浜口誠参院議員（比例）が就任した。県内では2020年、旧国民民主党県連と旧立憲民主党県連が合流し、国民民主党の県組織はなかった。県連設立は全国で31番目。（記事より）