もう少し吉村洋文大阪府知事(当時大阪市長)の収支報告書をみてみよう。
これは吉村洋文氏が大阪市長に就任した2015年に設立した政治資金管理団体「友洋会」の2017年の政治資金収支報告書だ。1990万8千円が政治資金パーティで収益となっている。この収支報告書をみていくと更に面白いことが分かる。なんと、これだけの額の政治資金パーティーにも関わらず、購入者がわかるのは株式会社RBサポート1社(37万8千円)だけ。誰が(またはどの企業が)購入したのかほとんど分からない。つまり20万円以上を購入した企業・団体・個人は1社だけだったというのである。
政治資金規正法では適切に対処したというのが政治家の建前だろうが、一般庶民の感覚から言うとかけ離れているというしかない。