上西小百合元衆議院議員の元公設秘書で有名な山本秀一氏が、足立康史衆議院議員に対して、毎月20万円の寄付をしていたことが足立康史衆議院議員が代表を務める「日本維新の会衆議院大阪府第9選挙区支部」の収支報告書から分かった。
山本秀一氏が「日本維新の会衆議院大阪府第9選挙区支部」に最初に寄付をしたのが、2018年3月14日。その額は20万円。
11月までの9回、合計180万円の寄付をしている。2019年には3回、月20万円ずつ合計60万円寄付をしている。
2018年、2019年で合計240万円の寄付をしている
一部のネット上では、山本秀一氏が足立康史衆議院議員の秘書になったと書かれているが、当サイトはその情報が正確な情報かどうかを知る証拠はもっていないが、その可能性は高いと推測できる。
その理由は、山本氏の職業が特別職公務員となっていることだ。これは、国から給与が払われる公設秘書も含まれる。
ただ、これだけだと可能性が高いというだけで断定はできない。
もう一つ可能性が高いと思われるのが、「実行委員会TOKYO」という政治団体の2018年の代表を務めていたことが「実行委員会TOKYO」の政治資金収支報告書から分かった。
政治団体「実行委員会TOKYO」は足立康史衆議院議員が代表を務める「日本維新の会衆議院大阪府第9選挙区支部」と同じ住所が所在地になっている。
山本秀一氏が代表を務めた2018年には「あだち康史君を励ます会」が2018年4月11日、東京のキャピタルホテル東急で開かれている。
山本秀一氏が足立康史衆議院議員の秘書かどうかは分からないが、相当近い関係だったことは以上の二つから推測できる。
2019年の政治団体「実行委員会TOKYO」の代表は山本秀一氏とは違う人物になっている。
もし、秘書だったとしたら、足立議員に対して自主的に寄付をしていたことになる。
なぜなら「国会議員の秘書の給与等に関する法律」で以下のように決められているからだ。
「(寄附の勧誘又は要求の禁止)
第二十一条の三 何人も、議員秘書に対して、当該国会議員がその役職員又は構成員である政党その他の政治団体又はその支部(当該国会議員に係る後援団体(公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第百九十九条の五第一項の後援団体をいう。)を含む。)に対する寄附を勧誘し、又は要求してはならない。」
つまり、議員から秘書に寄付をお願いしてはいけないということだ。
もし、秘書でなくても個人が毎月20万円を寄付するということは大変なことだ。
よほど、足立康史衆議院議員に共感したか、何か深い思い入れがあったのだろうか。
最後に、もし山本秀一氏が足立康史衆議院議員の秘書だったとしても、自主的に足立氏を応援するために寄付をしていたのならば、何の問題もないということを付け加えておく必要がある。