自由民主党の情報

参議院沖縄選挙区に1億3千万円を突っ込んだ自民党。そのお金の行方も謎のまま…

島尻安伊子元沖縄北方大臣

2016年の参議院選挙に沖縄県選挙区から立候補し落選した島尻安伊子元沖縄北方大臣。

彼女が代表を務めていた自由民主党沖縄県参議院選挙区第2支部は、2月19日から7月29日までの3か月の間に、自民党本部、自民党沖縄県支部連合会から合わせて1億2900万円もの寄付を受けていた。

2016年の選挙は結果的に自民党の大勝に終わるのだが、オール沖縄の勢いが強い沖縄県は特に劣勢が伝えられていた。内閣改造で、島尻氏は沖縄北方大臣に就任し大臣として選挙戦を戦ったにも関わらず選挙では負けた。



島尻安伊子元議員が代表を務めていた自民党沖縄県参議院選挙区第2支部の収入ページ

島尻安伊子元議員が代表を務めていた自民党沖縄県参議院選挙区第2支部の収入ページ

それだけならば多くの人が知っていることですが、自民党から1億3千万円ものお金が流れていたことはあまり知られていない。参議院選挙の一人区の重点選挙区とはいえ、一人の候補に1億円を超えるお金が党から流れているのはあまり聞いたことがない。自民党沖縄県支部連合会からのお金の出どころも、元をたどれば党本部の可能性が高いことから、ほとんどが党本部から出ていると解釈してもいいだろう。

驚きなのはこのことだけに終わらない。

島尻安伊子氏は選挙に落ちたため、この年で「自民党沖縄県参議院選挙区第2選挙区」を解散している。

では、この1億3千万円はどこへ消えたのだろうか?

このお金のうち9000万円は、「アイ・ラブ沖縄!かがやく県民の会」に寄付されている。

「アイ・ラブ沖縄!かがやく県民の会」の2016年の支出

「アイ・ラブ沖縄!かがやく県民の会」の2016年の支出



さらに驚くのは、このうち3千万円が領収書のいらない人件費に消えており、3600万円が事務所費に消えている。

どう考えても不可思議なお金の流れである。

さらに、この「アイ・ラブおきなわ!輝く県民の会」は2016年末には残金がゼロになり、2017年には解散している。

選挙の時には1憶3000万円あったお金は一体どこへ消えたのだろうか?

 

関連記事

  1. 菅派結成へ「身を切る実力行使」 麻生派会長代理の佐藤氏が派閥退会…
  2. 自民中田氏、繰り上げ当選へ
  3. 万博整備事業「自民に懇願を」 太田房江議員、維新が反発
  4. 「河野大臣なら違うましな答弁」 野党議員、堀内ワクチン担当相を批判 「河野大臣なら違うましな答弁」 野党議員、堀内ワクチン担当相を批…
  5. 参院選自民の井上氏、演説で同性愛に言及 SNSで批判も
  6. 「定年で助かった」答弁を撤回 公務員ボーナス減で二之湯担当相
  7. 細田議長の不信任採決、自民・宮路氏(衆院鹿児島1区)投票できず …
  8. 岸田首相の最終演説がカオスに 無所属候補〝乱入〟に怒号飛び交う






カテゴリー記事一覧

  1. 立民代表の発言は中傷と告訴 高鳥修一元衆院議員、新潟県警に
  2. 末松元文科相「全て事務所任せ」 旧安倍派、参院政倫審
  3. 裏金不記載「派閥の指導」 参院政倫審、旧安倍派の岡田氏
  4. 不記載「事務局指示」参院政倫審 上野通子、江島潔両議員が弁明
  5. れいわ2議員に厳重注意→猛反論、櫛渕氏「議運理事は犯罪者の尊厳を守るのか」大石氏「お仕置きプレイ」
  6. 稲田朋美氏はキックバック、派閥収めない未精算金が計196万円 2018年~22年 返還の考え示す
  7. 自民滋賀県連が選管委員長に60万円寄付 識者「聞いたことない」公正性に疑念
PAGE TOP
PAGE TOP