もくじ
・安倍派(清和政策研究会、清和会)からパーティ券販売に関して2018年以降の5年で414万円のキックバック(裏金)を受けていた。
・福島県出身ですが、過去に中国比例ブロックで立候補をし当選したことがある。
過去の政治行動など
・福島の安倍派、5議員中3議員が「裏金化」 「派閥の指示」と説明(朝日新聞・2024)
安倍派は訂正報告書で、還流分を議員側への「寄付」として追記。寄付先の団体の報告書に収入としての記載がなく裏金になっていたのは、吉野正芳氏(衆院5区)の414万円、上杉謙太郎氏(衆院比例)の286万円、森雅子氏(参院選挙区)の168万円。(中略)吉野氏の事務所で報告書を取りまとめる秘書によると、派閥の会計責任者から「記載しなくて結構です」と口頭で説明があり、還流分は直接現金で受け取った。「疑問だったが、支出側が載せないのに勝手に記載できないと思った」。事務所経費などで使った際の領収書はあえて保管しなかったという。(記事より)
・安倍首相派閥の吉野正芳復興相が復興を私物化! 原発汚染土中間施設の工事で秘書が支援者企業を「下請けに入れろ」(リテラ・2018)
赤旗日曜版によると、今年3月ごろ、吉野復興相の政務秘書官・高橋彰氏が、中間所蔵施設を担当する環境省審議官を議員会館に呼びつけた。そして“吉野氏の地元支援者”の名前を挙げ、「下請けに入っていない」などとしてゼネコンに確認するよう審議官に求めたというのだ。
記事のなかで「双葉のA氏」と記されているこの吉野氏の地元支援者は、双葉町商工会会長も務める建設会社代表取締役で、双葉町の除染事業の下請け工事を多数受注しているという。そしてこの「双葉のA氏」は、吉野氏の選挙支援もしているのである。つまり、この疑惑は、復興大臣である吉野氏側が、他ならぬ復興関連工事の枠組みのなかで、自らの支援者に特別な便宜をはかったという“復興の私物化”疑惑でもあるのだ。
まず、高橋秘書官から指示を受けた環境省審議官が、同省の担当参事官に伝達。参事官は赤旗の取材に対し、「高橋秘書官からの要請だといわれ、五洋(建設)の旧知の役員に連絡した。『双葉のA氏』について下請けに入れているかなどを聞いた」と回答している。高橋秘書官が「五洋建設」「双葉のA氏」という具体的な名前を出したことは、審議官も参事官も認めているのだ(高橋秘書官は否定)。
2012年の衆院選では、縁もゆかりもない中国比例区から出馬し当選したが、その翌年2月の中国新聞のインタビューでは「私は原発が大好きな人間だった」と告白している(記事より)
吉野正芳のプロフィール
福島県第5区選出、自由民主党・無所属の会
農林水産委員長
1948年8月福島県いわき市に生まれ、早稲田大学第一商学部卒業、会社役員
○福島県議会議員(3期)。社会福祉法人理事長となる
○文部科学大臣政務官、環境副大臣、復興大臣
○自由民主党厚生労働副部会長、農林水産副部会長、法務部会長、政務調査会審議委員、電源立地及び原子力調査会会長代理、環境部会長、農林部会林政小委員長、金融調査会企業会計小委員長、組織運動本部地方組織・議員総局長、山村振興特別委員会副委員長となる
○衆議院法務委員会理事、厚生労働委員会理事、同委員会臓器移植対策小委員長、議院運営委員会理事、環境委員長、原子力問題調査特別委員長、東日本大震災復興特別委員長
○当選7回(42 43 44 45 46 47 48)
(2019年10月4日現在・衆議院HPを基に加筆)