もくじ
・元派遣労働者(2017年17年間働いた派遣会社を雇い止めに)
・シングルマザー
・国会では安保法制と同時期に審議された改正労働者派遣法。改正とは名ばかりで、主な変更点は、専門分野に指定されている26業種を省いて最長となっている企業の派遣労働者の受け入れ期間を撤廃し、企業が3年ごとに人を入れ替えれば派遣労働者をずっと使い続けられるようになったことだ。その結果、渡辺照子さんをはじめ多くの人が雇止めになった。
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過去の政治行動など
・格差を放置するとどうなるか 「新カースト社会」のリスクとは?(Aera.dot)
「正社員とほぼ同じ仕事をしながら、時給は17年間で80円しか上がりませんでした。私を含め5人の女性が雇い止めに遭いましたが、総務部長は『派遣は何年勤務しようが、そんなことは関係ない』と言うのです。復職させないのなら退職金を支払うよう求めていますが、会社側は話し合いに応じようとしません」(渡辺照子さん談)
・3カ月更新の契約で17年、突然の「雇い止め」 58歳派遣社員の思い(HuffPost)
渡辺照子のプロフィール
元派遣労働者・シングルマザー
女性労働問題研究会運営委員
レイバーネット日本運営委員
生年月日:1959年5月7日
1980年3月 武蔵大学社会学科社会学部を2年で中退
1985年 25歳の時に2人の子どもを残し、配偶者が失踪。シングルマザーとなる。以来、保育園の給食調理、保険営業等を経て、2001年に派遣労働者として企業に勤務。
2017年12月 それまで16年8ヵ月、働いてきた派遣先企業から一方的に雇い止め通告を受ける。
2015年8月には参議院厚生労働委員会に「宇山洋美」の氏名で、派遣労働者当事者として登壇し、派遣労働の実態を訴える。
共著
「シニアシングルズ 女たちの知恵と縁」(大月書店)
女性労働研究 2013年 №57「『一般事務』派遣のキャリアアップのウソ」(青木書店)
女性労働研究 2016年 №60「格差・差別にあえぐ派遣の女性労働者、そのエンパワーメントの方法を探る」(すいれん舎)
女性労働研究 2019年 №63「派遣労働者から見た『雇い止め』」(すいれん舎)
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(2019年7月8日現在・れいわ新選組のHPを編集)