もくじ
・父親は小渕恵三元内閣総理大臣
・元TBS社員
・東京都生まれ
この問題は「Dappi」によるデマ投稿で名誉を傷つけられたとして、立憲民主党の小西洋之、杉尾秀哉両参院議員が東京都内のIT企業ワンズクエストを相手取り損害賠償を求めて提訴。東京地裁は判決で「企業が業務として投稿していた」と認定し、原告勝訴の判決が11月に確定している。 訴訟が提起がされたのは21年10月だが、少なくとも昨年まで、小渕議員が代表を務める政治団体「未来産業研究会」がホームページメンテナンスなどの名目で、ワンズクエストと取引を続けていたことが政治資金収支報告書から確認できる。(記事より)
政治資金収支報告書によると、衆院解散の21年10月14日から投開票日の同月31日にかけて、高市氏が代表の「自民党奈良県第2選挙区支部」が1社から50万円、萩生田氏が代表の「自民党東京都第24選挙区支部」が2社から計130万円、小渕氏が代表の「自民党群馬県第5選挙区支部」が1社から10万円の寄付を受けた。寄付した業者はいずれも、国の事業を請け負っていた。(記事より)
まず、小渕氏は11月2日、恵三氏の資金管理団体と全く同名の資金管理団体「未来産業研究会」を設立。その後、恵三氏の「未来産業研究会」は、「恵友会」など2つの政治団体に1億6000万円を寄附するなどし、11月15日に解散した。さらに、「恵友会」など2つの政治団体は2001年までに計1億2000万円を、小渕氏の「未来産業研究会」に寄附。さらに、「恵友会」は2008年から2010年にかけて、計2900万円を小渕氏の「未来産業研究会」に寄附している。
これらを総合すると、小渕氏の「未来産業研究会」は、恵三氏の死後、「恵友会」など複数の政治団体を迂回させる形で、計1億4900万円の政治資金を受け取っていたことになるのだ。(記事より)
「Dappi」は、フォロワーは16万人以上と、拡散力の大きいアカウントだ。プロフィールには「日本が大好きです。偏向報道をするマスコミは嫌いです。国会中継を見てます」とある。2015年からツイートを始め、一度の凍結を経ている。
主に野党やマスコミ批判の文脈から、国会答弁の動画や、DHCテレビ「虎ノ門ニュース」の動画、インフォグラフなどを公開。その発信内容には不正確な点もあり、問題視されていた。このアカウントに関わっている可能性があるのは、東京都内に本社を置くWEB制作会社。法人登記によると、同社はサイトの制作やコンサルティング業務、インターネット広告の運営管理業務などを担っている。立憲民主党の小西洋之・杉尾秀哉の両参議院議員が「Dappi」の発信者情報開示請求したことで法人の存在が判明。名誉毀損があったなどとして同社を相手取り損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こしている。民間の信用調査機関によると、同社の社員は15名。得意先には「自由民主党」の名があがっており、取引先銀行には大手銀行の衆議院支店の名前もあった。実際、自民党東京都支部連合会や小渕優子・元経産相の資金管理団体、同党東京都参議院比例区第18支部(すでに解散)とホームページ制作や資料制作などの取引をしていたことが、BuzzFeed Newsの取材で明らかになっている。(記事より)
小渕優子元経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、同法違反(政治資金収支報告書の虚偽記入)の罪に問われた元秘書ら2人の判決公判が9日、東京地裁であった。園原敏彦裁判長は元秘書の前群馬県中之条町長、折田謙一郎被告(67)に禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)の有罪判決を言い渡した。(記事より)
小渕優子前経済産業相(41)の関連団体の政治資金収支報告書に嘘の記載をしたとして、政治資金規正法違反(虚偽記載・不記載)罪で起訴された元秘書で前群馬県中之条町長、折田謙一郎被告(67)は14日、東京地裁の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。起訴状によると、折田被告は事務所関係者と共謀して、「未来産業研究会」「小渕優子後援会」など小渕氏関連4団体の平成21~25年分の収支報告書について、架空の寄付金を団体間で計上したり、支援者向けに開いた「観劇会」の収支を改竄(かいざん)したとされる。虚偽・不記載の総額は約3億2千万円に及ぶ。(記事より)
2007年から毎年開催している「観劇会」をめぐって、小渕氏自身、会見で「実費として徴収した収入が過少に記載され、不記載となっているものが多額にのぼっていると思われます」と認めました。政治資金収支報告書によると、2010年、11年の観劇会については、東京・日本橋の明治座に対し、小渕優子後援会と「自民党群馬県ふるさと振興支部」で計約3383万円の支出の記載がありますが、参加者からの収入は、小渕優子後援会の約742万円があるだけ。約2640万円もの差額があります。(中略)10~12年の3年間で、不記載と過少記載額は合わせて5000万円を超えることになります。07~09年の開催分を含めると、1億円を超すのでは、との指摘も国会でなされましたが、この巨額な資金はいったい、どこへ消えたのか、小渕氏には疑惑の全容を明らかにする責任があります。小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」がベビー用品や化粧品、下仁田ネギやコンニャクなどを購入していたことや、義兄が経営する服飾雑貨店からネクタイやハンカチを購入していた問題も問われています。(記事より)